開発が進むたび、スマートフォンはプロ仕様のカメラ機器の領域に少しずつ近づいてきている。また、使いやすい編集ソフトにより、ビデオコンテンツの作成がこれまで以上に簡単になった。これは私たちのようにハイクオリティ動画の制作を専門とする企業にとって脅威となるのだろうか。
2020年8月〜11月にかけて、大分県の県産品PR映像の制作に、プロジェクトを受託された大分朝日放送(OAB)さんからお声がけを頂き、STEQQIも制作会社としてご一緒させて頂くことになりました。大分県の食材を海外に向けてPRするというのがこの映像制作の主な目的で、東アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、北米などを主要ターゲット国として、プロジェクトは始動しました。
今回STEQQIでのインターンシッププログラムに参加することになった私たち5人。インターン初日は、初めて顔を合わせた国際色豊かなメンバーに、言語の壁もあったりで、先ず以て、それぞれの作りたい映像へのイメージをお互いに上手く伝えることができない。
6ヶ月のプロジェクト期間を経て完成した、自然・科学ドキュメンタリー映像:「別府 THE ONSEN JOURNEY」。別府温泉の知られざるストーリーを地質学的視点から探っていくこのドキュメンタリー映像。当然ながら綿密な事前調査と事実確認が必要とされ、さらに映像制作における技術面でも、コンピューター・グラフィックス(CG)を多用するなど、STEQQIにとって新たな挑戦となった作品でした。
株式会社ニッポン手仕事図鑑が主催する「ニッポンものづくりフィルムアワード」。同社は、「日本の職人の技術や文化を動画として残したい、そしてそこから生まれる新しい繋がりが、やがてビジネスにまで展開していくサイクルが生み出せれば、技術や文化自体を残していくことに繋がっていくはず。